質問をするアメリカ人と質問をしない日本人
6月末からカリフォルニアを離れ、日本に一時帰国しています。久々の暑さに驚きつつも、故郷に帰ってきた、という安心感を感じています。
さて、今日はビジネスパートナーのアメリカ人英語講師Jasonと話していて、すごく面白いなと思った
日本とアメリカの文化の違い
についてお話しします。
テーマは、
質問をするアメリカ人と質問をしない日本人
です。
JasonがあるLinkedInの投稿を見たことからこの話は始まります。
その投稿には、日本人向けのサービス・販売ページとアメリカ人向けのページの違いについて語られていたそう。
その投稿によると、日本人向けサービス・商品の販売ページは情報量がとても多い。お客様の声から製品の説明からかなり詳しく掲載されており、長い。
一方アメリカの販売ページは日本のものと比べて情報量が少ない。
その理由は日本は災害が多い国だから、何かあった時のために事前にしっかり確認しておきたい。安心材料を集めてから購入したい。人々の中でそのような意識が強いから、日本人向けの販売ページは情報量が多くなるのではないか、
という内容だったそうです。
実際にJasonに日本のサービス販売ページを見てもらったところ「確かに、情報が多すぎる。」という反応でした。笑
そしてJasonから「さやかはこの投稿の内容、どう思う?」という質問が飛んできました。
確かにこの投稿に書かれているように日本は災害が多いことから何かに備えておかなきゃ、ちゃんと確認しておかなきゃ、という意識が海外の方よりも強い部分があるのかもしれません。
でもこれって個人差はあるし、理由はそれだけではないと思ったんです。
私が思ったのは、
日本人がどういう姿勢でサービスを受けるか。アメリカとのその点に関する文化の違いが大きく関係しているのでは?ということでした。
日本の接客と海外の接客って、かなり違うと思うんですね。
日本では、お客様が主体で、お客様が望むものをこちらが察して提供する。
そして、
いかに早く、丁寧に、相手の期待に応えられるか。このような状態が良い接客としてみされている場合が多いように感じます。
つまり、お客様が質問することなく必要な情報をあらかじめ全部出しておく。不安が残らないように、細かく説明しておく。そういうスタイルです。
一方で、
アメリカでは、もう少し「必要なことは聞いてください」という前提が強いように感じます。もちろん一概には言えないですがアメリカで生活していると、分からないことがあれば自分から聞く。必要なことがあれば自分で確認する。という姿勢が求められる場面が多いと感じるのです。
お店や学校、病院でも、こちらが聞かないと詳しく説明してもらえない。でも、質問をすると外に出ていないような情報までいただける。
むしろ、こっちが質問をしないことで、興味がないと思われることさえあるのです。
こっちから質問などの行動を起こすことが当たり前。
だからこそ、アメリカの販売ページは日本ほど細かく説明しなくても、気になる人は質問する。必要な人は問い合わせる。という前提で作られているのかもしれません。

日本だと、
「こんなこと聞いていいのかな」
「何度も質問したら迷惑かな」
「ちゃんと読んでないと思われるかな」
と考えてしまう方が多いと思います。
「迷惑をかけることはよくない」
という暗黙のルールのようなものが質問しづらい環境を作っているのかもしれません。
そこから、質問しなくてもいい状態にするためにランディングページやサービス説明のページが長くなるのではないかと思ったのです。
そして、もし、このような文化背景が関係しているのなら英語学習にも大きく影響しているのでは?と感じました。
英語を話す時も、日本人はつい
「間違えたらどうしよう」
「こんな質問していいのかな」
「相手に迷惑かな」
と考えてしまって、質問する前に止まってしまうことが多い。そんな経験はないでしょうか?
(私もその一人でした)
でも実際の英語のコミュニケーションでは、分からないことを聞く力、確認する力。もう一度説明してもらう力がすごく大事なんですよね。
英語が完璧に聞き取れることよりも、分からなかった時に
"Could you say that again?"
"Do you mean...?"
"Can I ask one question?"
と聞けること。
聞き取れなかった後の行動で決まるのです。
英語力って、単語や文法の知識だけではなく、質問する力でもある。そのまま分かったフリをすることの方が信頼を失う。
ちなみにJasonからこんな質問を受けたことがあります。
それは「日本人は質問してはダメって教育されているの?」
これまで日本人の方とレッスンをしている時、明らかに分かっていない様子なのに質問はないと言われることが何度もあり、
「信頼されていないのか、質問をしづらい雰囲気なのかな?」と思ったことがあったのだそう。
実際にアメリカでこの秋から通う大学院のオリエンテーションに参加した時、質問がある前提でどんどん順番に当てられるという経験をしました。
「ここに参加してるってことは質問があるはずだから、聞いていくね」
というスタンスだったのです。
最後に。
Jasonが教えてくれた、Jasonが小さい頃に学んだあるフレーズをご紹介します。
それは
"The stupidest question is the one never asked."
もっとも馬鹿げた質問は、しなかった質問だ。
つまり遠慮して質問をしないでいるなんて馬鹿げている。という意味ですね。
良い質問ができる人は自分で考えて学びを深めている証拠。
質問のセンスを日本語でも英語でも磨いていきたいですね。
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